【不安】カードローンの借金があります。住宅ローンの申込に影響は?

Q.カードローンなどで借金があります。今回、住宅ローンを組んで自宅を購入することにしましたが、カードローンの利用があると住宅ローンの審査に通らないと耳にして困っています。カードローンの利用で住宅ローンの審査に通らないということは本当にあるのでしょうか。あるのであればその回避方法についてもご教示いただきたいです。

A.住宅ローンの審査で現在利用しているカードローンがあると言うだけで審査に通らないということはありません。しかし、カードローンでお金を借りていることが原因で住宅ローンの審査に通らないということが全くないかと言うと、決してそういうわけでもないのです。カードローンを利用しているということだけで住宅ローンの審査に悪影響を及ぼすことは無いが、その利用状況によっては住宅ローンの審査に悪い影響を及ぼすこともある。という認識が正しいでしょう。

そもそも、カードローンと住宅ローンはその性質が全く違います。カードローンは保証人も担保も不要な「無担保カードローン」です。これに対し住宅ローンはその住宅が担保となっている場合が多く、無担保の住宅ローンでも貸し付ける側は無担保のカードローンと同じ性質として見ることはあまりありません。

では、どのような時にカードローンの利用が住宅ローンの審査に影響してくるかと言うと、カードローンの支払いに遅延が生じている時です。当然ながらこの場合の住宅ローンの審査では悪い影響が及ぶと思っておいてよいでしょう。しかし、いくらカードローンの金額が大きかったとしても、今現在、カードローンとして借り入れることのできる金額の範囲内であれば、そのカードローンを持っているという理由だけで審査に悪影響を及ぼすことはないのです。

もちろん、借り入れの金額と言うことで考えれば、カードローンだけでなく、カーローンや教育ローン、その他にも多くの借り入れがあると言う状況であれば住宅ローンの審査で悪影響を及ぼすこともあるかもしれません。しかし、悪影響を及ぼす可能性は決して高いものではなく、問題なく支払いができているのであればほとんどの場合が住宅ローンに悪影響を及ぼすことは無いと考えて良いでしょう。

つまり、住宅ローンの申込みの段階からカードローンやその他の借金のことについてマイナスに考えておく必要はないのです。どれだけ借金があったとしても、その返済が問題なく行えているのであれば特に悪影響を及ぼすことは無いと考えておいて良いでしょう。住宅ローンの審査にまで影響を及ぼすような借金は、既に支払いができなくなっているような借金なのです。

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